こんにちは!ちくわです♪
米国株式市場のパフォーマンスを図るためにいくつかのインデックスがありますね。
S&P500やNYダウ指数、ナスダック、ラッセル2000等等たくさんありますが、それぞれの特徴をまとめてみました。
選抜された企業指数
S&P500
S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社が算出している米国大型株の動向を表す株価指数である。米国の主要産業を代表する500社により構成されており、時価総額加重平均により算出。
米国株式市場の時価総額の約80%をカバーしている。
時価総額の観点から各セクター(世界産業分類基準(GICS®)による11セクター)のウェイトを配分し、各企業を割り当てている。
算出開始は1957年3月4日。
NYダウ
S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社が算出している米国の代表的株価指数。正式には「ダウ工業株30種平均」という。
米国株30銘柄の株価を単純に株数で割った株価平均型の株価指数だが、指数の連続性を確保するため除数だけは変化させている。
銘柄の入れ替えは、ウォール・ストリート・ジャーナル紙の編集陣によって行われている。
鉄道と公共事業以外の会社であれば、すべての企業が対象。(採用基準は特になし)
算出開始は1896年5月26日。
ナスダック100
ナスダックは世界最大の新興企業(ベンチャー)向け株式市場であり、「NASDAQ100」指数は、その中から選出された流動性が高く、時価総額が大きい100社(金融業を除く)の時価総額加重平均に連動する指数。NASDAQ Global Index Data Service(GIDS)が算出。
米国企業以外にも、百度や京東等のADR(外国籍企業)も含まれる。
ナスダック100は、ここ10年で成長が著しいGAFAや情報技術セクターの組み入れ比率がNYダウやS&P500に比べて高いため、近年のパフォーマンス・人気が非常に高い。
毎年12月に銘柄の入れ替えを実施
算出開始は1985年1月31日。
3指数のセクター比較
3指数セクター比率
3指数セクターパフォーマンス
時価総額による分類
大型株、小型株をひとまとめにしてみる指標には、いくつかあります。
それぞれ、分類方法がことなりますので、そのポイントをまとめました。
ラッセル指数
ラッセル指数は米国企業を時価総額順に並べて、その企業数でグループ分けをしています
ラッセル指数では、ラッセル2000が最も有名で、一般的に小型株の指標として利用されています。
指数 | 対象 | 企業数 |
ラッセル3000 | 時価総額トップ3000の米国企業 | 3068 |
ラッセル1000 | 時価総額トップ1000の米国企業 | 1030 |
ラッセル2000 | 時価総額1001~3000位の米国企業 | 2038 |
CRSP指数
CRSP指数の特徴は、企業数ではなく、時価総額で米国企業を並べて、米国市場の何パーセントを占めているかという視点でグループ分けをしています。
CRSP指数で最も馴染みのあるのは、「CRSP全米市場 (CRSP U.S Total Market)」でしょうか。
人気のETF「VTI」が連動を目指すのがこの指数です。(全米なので、100%を目指す指標です)
指数 | 対象 | 企業数 |
CRSP全米市場 | 全米企業 | 4080 |
CRSPラージキャップ | 時価総額ランキングの上位85%米国企業 | 580 |
CRSPメガキャップ | 時価総額ランキングの上位70%米国企業 | 240 |
CRSPミッドキャップ | 時価総額ランキングの70~85%米国企業 | 362 |
CRSPスモールキャップ | 時価総額ランキングの下位2~15%米国企業 | 1525 |
S&P
S&P米国株価指数は、S&P株価指数委員会が「時価総額」だけでなく、「セクターバランス」、「浮動株」、「財務健全性」などを考慮して選出した企業により構成されており、米国株のパフォーマンスを測定することが目的としている。
セクター別の割合を考慮していることから、「少ない優良企業」で「米国の縮図」を表しているととらえることができます★
指数 | 対象 | 企業数 |
S&P1500 | S&P500+400+600 | 1500 |
S&P100 | S&P500中の特に大型企業 | 100 |
S&P500(大型) | 時価総額131億ドル以上 (米国全体の75%が目安) | 500 |
S&P400(中型) | 時価総額36億ドル~131億ドル | 400 |
S&P600(小型) | 時価総額8.5億ドル~36億ドル | 600 |
図解してみた
各種指数のサイズ感(時価総額と企業数)を図解するとこのような感じになりました↓↓
各指数の重複を図解するとこんな感じです↓
まとめ
いかがでしたでしょうか。
以上投資のご参考にしていただければ幸いです。
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