こんにちは!ちくわです♪
プロ野球、2022年もいよいよオープン戦始まりましたね!
日本プロ野球12球団を所有しているオーナー企業12社で、もし投資(株式投資)するならどこがよいのか?
日本シリーズで優勝したって、業績ボロボロじゃ意味ないぜ!(←誰目線!?w)
・・・と言うことで、12社を比較してみました。
プロ野球の親会社一覧
セ・リーグ(2021年順位順)
チーム名 | 親会社 | 今回採用する銘柄 |
ヤクルトスワローズ | ㈱ヤクルト本社 | ヤクルト本社(2267) |
阪神タイガース | 阪神電気鉄道㈱ | 阪急阪神ホールディングス(9042) |
読売ジャイアンツ | 読売新聞グループ本社(非上場) | ※日本テレビホールディングス(9404) |
広島東洋カープ | 松田家(個人) | ※マツダ(7261) |
中日ドラゴンズ | ㈱中日新聞社(非上場) | ※エディオン(2730) |
横浜DeNAベイスターズ | ㈱ディー・エヌ・エー(DeNA) | ディー・エヌ・エー(2432) |
パ・リーグ
チーム名 | 親会社 | 今回採用する銘柄 |
オリックス・バファローズ | オリックス | オリックス(8591) |
千葉ロッテマリーンズ | ロッテホールディングス(非上場) | ※ZOZO(3092) |
東北楽天ゴールデンイーグルス | 楽天 | 楽天(4755) |
福岡ソフトバンクホークス | ソフトバンクグループ | ソフトバンクグループ(9984) |
北海道日本ハムファイターズ | 日本ハム | 日本ハム(2282) |
埼玉西武ライオンズ | 西武鉄道 | 西武ホールディングス(9024) |
セ・リーグ球団オーナー企業比較
それでは、2021年のペナントレースの順位順に紹介していきます♪
㈱ヤクルト本社
事業内容:社名のとおり「ヤクルト」を主力とする食品メーカー。「食品事業」、「医薬品事業」、「化粧品事業」の3事業ですが、実際は収益のほとんどを食品事業(飲料)で稼いでいます。売上の約5割、利益の6割を国際事業で占めているグローバル企業です。
セクター:生活必需品
業績:やや右肩上がり
キャッシュフロー:安定感あり↓↓
営業キャッシュフローマージン:営業キャッシュフロー/売上高(どの程度稼ぐ力があるかを示す。ざっくりと、価格転嫁できているかの参考としてみることができます。薄利多売ではこの数値が上がらない)業種にもよりますが、だいたい15%が目安。下のデータを見ると、「まあまあ良い」でしょうか。
配当金:2011年と2012年の配当金が22円と据え置いており、2012年以降、9年連続増配となっています。(2016年は記念配当20円)連続増配サイコー!↓
配当利回り:1.01%(2022年2月28日時点)
配当性向:安心感抜群ですね!まだまだ増配余力十分です。
株主優待:自社製品の詰め合わせ(ジュース・麺等)、スワローズファンクラブ。
詳しくはこちら。
自社株買い:こちらは気まぐれ?あまり期待できなさそうですね^^; ↓↓
株主還元:配当利回りは低いですが、連続増配は魅力ですね。配当性向はまだ低く、業績が安定しているので、今後も増配が期待できそうです。株主優待は、球団オーナー企業のオーナーになると言う視点で見れば、スワローズファンクラブは面白いかもしれません。笑
自己資本比率:安心感のある。63.8%
株価チャート:2022年2月28日時点のものです↓↓
過去の水準から見ると、「高くも低くもなく」といったレベルですね。
阪急阪神ホールディングス㈱
事業内容:「阪急電鉄株式会社」、「阪神電気鉄道(←阪神タイガースの親会社)」、「阪急阪神不動産株式会社」等の持ち株会社となっています。これらに加え、ホテル業、旅行業、物流業、さらにあの「宝塚歌劇団」、「宝塚音楽学校」もグループに入っています♪
セクター:営業収益内訳のツートップは、鉄道=30%、不動産=31%、となっており、この内訳的には不動産業ですが、今回は阪神タイガースのオーナー企業としての選出であるため、「資本財セクター(陸運業)」とします。
業績:おおむね横ばいですね
キャッシュフロー:コロナによる外出自粛やホテル・旅行への影響が大きいです↓↓
営業キャッシュフローマージン:営業キャッシュフロー/売上高(どの程度稼ぐ力があるかを示す。ざっくりと、価格転嫁できているかの参考としてみることができます。薄利多売ではこの数値が上がらない)業種にもよりますが、だいたい15%が目安。つまり、下のデータを見る限り、「良い」とみなせます。
配当金:連続増配とまではいきませんが、累進配当(減配はしない)となっており、コロナで業績が悪くなっているにも関わらず、前年同等の配当金が支払われています↓(2013年から8年で2倍まで成長!増配率◎)
配当方針:「安定的な配当を維持する」
配当利回り:1.45%(2022年2月28日時点)
配当性向:基本的に安全圏でしたが、コロナで利益が減少しても配当を維持しているため、100%を超えてしまっていますが、コロナが落ち着けば、従来の水準に戻りそうです。
株主優待:阪急阪神グループ優待券、優待乗車証(回数カード)、(6200株以上保有で全線パス)があります。詳しくはこちら。
自社株買い:こんなダメージ受けているのに、自社株買いしてますwよっぽど自信があるんでしょう!
株主還元:配当利回りは低いですが、配当を減らさず、赤字期でも借金してまで自社株買いを進め、株価を支えており、株主還元姿勢が非常によいですね!
自己資本比率:ちょっと低いですかね。33.1%
株価チャート:2022年2月28日時点のものです↓↓
コロナで落ち込んで以降、ざっくりと横ばいとなっており、比較的買いやすいレベルではないかと思います。
日本テレビホールディングス㈱
事業内容:「メディアコンテンツ事業」です。地上波テレビ広告収入が全体の6割を占めており、残りは「コンテンツ販売」、「物品販売」から成っています。
セクター:コミュニケーションサービスセクター。
業績:横ばい
キャッシュフロー:比較的安定感あり↓↓
営業キャッシュフローマージン:営業キャッシュフロー/売上高(だいたい15%が目安)。下のデータを見ると、「若干低め」でしょうか↓↓
配当金:安定した累進配当(減配はしない)となっています♪(2014年は開局60周年の記念配当5円)
配当利回り:2.67%(2022年2月28日時点)
配当性向:安心感ありますね!36.4%↓↓
株主優待:hulu チケットがあるとかないとか。。。オフィシャルには公表されていないよう。
自社株買い:ほぼなし。期待できなさそうです^^;
株主還元:配当利回りはまずまずの水準。累進配当は安心感があり、配当性向もまだ大丈夫、業績が安定しているので、今後も今の水準は期待できそうです。
自己資本比率:安心すぎる。79.0%
株価チャート:2022年2月28日時点のものです↓↓
過去の水準から見ると、「安い」感じはありますが、上がるかどうかは疑問があります。若者のテレビ離れは深刻ですし、高齢者向けにどこまで事業を続けられるか。もしくは若者向けの事業。。。
マツダ
事業内容:カープの赤を連想させる赤が際立つ「自動車メーカー」です。売上の約5割が海外が占めています。「Zoom-Zoom」が合言葉。
日本語の幼児言葉で車を意味する「ブーブー」
英語では「Zoom-Zoom」と言うらしい!
セクター:一般消費財。
業績:横ばい?利益が結構厳しそうですね。。。
キャッシュフロー:投資でどんどん出て行っちゃってるけど、大丈夫か?
営業キャッシュフローマージン:営業キャッシュフロー/売上高(だいたい15%が目安)。下のデータを見ると、「低すぎ!?」でしょうか。(参考:トヨタ約10%、ホンダ8%、日産16%)
配当金:2017年~2020年は35円の配当を維持していましたが、2021年に無配に転落。そうですよね。。。↓↓
(予想)配当利回り:1.74%(2022年2月28日時点)
配当性向:見るまでもないんですが、一応↓↓
自社株買い:ほぼなし。
株主還元:きつい。。。涙
自己資本比率:意外と許容範囲に収まる。40.5%
株価チャート:2022年2月28日時点のものです↓↓
下落トレンドを脱出して、今はヨコヨコのレンジ相場。とは言え。。。
㈱エディオン
事業内容:中部、西日本を地盤とし、家電量販店を展開する小売業。リフォームにも強い。
セクター:一般消費財。
業績:(売上)横ばい
営業利益が見えにくいので、単体でピックアップ!緩く右肩上がり♪
キャッシュフロー:ここ最近は安定してきてます↓↓
営業キャッシュフローマージン:営業キャッシュフロー/売上高(だいたい15%が目安)。下のデータを見ると、「低く」見えます、小売業なので仕方ないです。ここ最近は安定感ありますね。
配当金:2015年以降、6年連続増配となっています♪(2021年は記念配当5円)
配当方針:安定配当のもと、配当性向30%を目指す。
配当利回り:3.69%(2022年2月28日時点)高配当!
配当性向:目標どおりで良好ですね!
株主優待:エディオンで使えるギフトカード!100株で3000円分→さらに、1年以上保有で+1000円分(優待利回り3.36% [株価1192円で算出])
詳しくはこちら。
自社株買い:こちらは業績次第です。安定感はないですが、株主還元意識は良いですね! ↓↓
株主還元:配当利回りが高く、6年連続増配中!配当性向は低く、業績が安定していますが、目標としている配当性向30%を超えているため、どこまで増配できるかは今後の業績次第と言えます。株主優待のギフト券は近くに「エディオン」があれば超お得ですね!(なくても売れますがw)
配当金+優待ギフト券をトータルすると、6.21%の高利回り!(1年以上保有で7.05%の超高利回り)
自己資本比率:年々比率を上げ、安心感高まりつつある。50.2%
株価チャート:2022年2月28日時点のものです↓↓
過去の水準から見ると、「高くも低くもなく」といったレベルですね。株主還元を見ると安すぎる水準
㈱ディー・エヌ・エー
事業内容:「ゲーム事業」、「ライブストリーミング事業」、「ヘルスケア事業」等の多角経営IT企業です。これらに加え、「AIの研究開発」や「オートモーティブ事業(自動運転)」も手掛けています。
特に、ゲーム事業(プラットフォーム)の「モバゲー」やライブストリーミング事業の「ポコチャ」がよく知られています♪カーシェアサービスの「Anyca」やタクシー配車アプリの「Japan Taxi」もDeNAのサービスです。
セクター:コミュニケーション・サービスセクターです。
業績:営業収益は、ほとんどが「ゲーム事業」となっており、その他はほぼ赤字↓↓
↑コロナでベイスターズ等のスポーツ事業が赤字転落しましたが、ライブストリ―ミング事業で収益を取り返しており、多角経営が功を奏した形になっています。また、新規事業に含まれる「自動運転」は実験段階であるため今後に期待したいですね♪
収益と営業利益の推移はこちら↓↓
2013年までは右肩上がりでよかったんですが、それ以降は横ばいとなっています。
キャッシュフロー:営業キャッシュフローが減少傾向?なのが気になります。。。↓↓
営業キャッシュフローマージン:営業キャッシュフロー/売上高で目安が15%程度なのでデータを見る限り、「良い」とみなせます。↓↓
配当金:配当性向15% or 年間配当20円のいずれか高い方を下限とし、将来的には連結配当性向30%を目指し、継続的な配当を実施する基本方針。
配当利回り:1.32%(2022年2月28日時点)
配当性向:無理のない範囲であるものの。。。
自社株買い:あまり期待はできませんが、業績と株価次第か。
株主還元:配当利回りは低く、配当も自社株買いも安定感はなく、業績次第。その業績も今のところ。。。
自己資本比率:グロース系企業ですが、意外と自己資本比率は高め68.4%↓↓
株価チャート:2022年2月28日時点のものです↓↓
過去の水準からは見ると「低い」ですが。
セ・リーグまとめ
ここまでの結果を私の個人的な判断基準で表にまとめました↓↓
セ・リーグのオーナー企業6社を比較した結果、投資するなら、はい、エディオンです!(オーナー企業ではなく、オフィシャルパートナーですがw)高配当利回り+高優待利回りは非常に魅力的ですね♪
純粋なオーナー企業であれば「ヤクルト」、「阪急阪神ホールディングス」の2択です。私なら配当利回りは低いですが、9年連続増配、自己資本比率が高く、食品製造業でディフェンシブ銘柄の「ヤクルト」です!
パ・リーグは別記事で紹介したいと思います♪
この銘柄分析は私ちくわの偏った考えです。投資の参考というよりは娯楽感覚で捉えていただければ幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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